@article{oai:shumei-u.repo.nii.ac.jp:00000024, author = {Inanobe, Naoko and 稲野辺, 奈緒子}, issue = {1}, journal = {秀明大学看護学部紀要, Journal of Faculty of Nursing}, month = {Mar}, note = {PDF, 要 旨  目的:遷延性意識障害患者(Persistent Vegetative State:以下、PVS 患者)を看護する看護師は、どのようにして患者を観察し理解して看護行為に繋げているのか、そのプロセスの特徴を明らかにする。  方法:参加観察及びインタビュー法を用いた質的帰納的研究である。 対象者は、PVS 患者専門施設での経験が半年以上の看護師8名である。ベッドサイドでの看護行為場面を観察した。分析方法は、看護師が PVS 患者を観察し理解して看護行為に繋げていた文脈を抜き出し、内容分析を行った。  結果:看護師が PVS 患者を理解するまでには、「知覚」「想起」「目の前の患者の事象と比較や照合」「新たな患者像を創造」「対象理解」「看護行為の実践」のプロセスがあった。さらに医学的診断では認識を持たないとされている PVS 患者の情緒的な状態も含めた理解をしていた。  考察:看護師が患者に直接関わることで、微細な知覚が可能だと示唆された。看護師は PVS の概念を超え、内的な状態に接近する事で、対象を理解し看護行為に繋げていた。Caper が提唱する「経験知・倫理知・個人知・審美知」の4つの知が統合されたとき、対象全体を理解できると述べている。よって、4つの知の統合によって、それまで焦点化されなかった PVS 患者の理解が深まることが示唆された。}, pages = {11--19}, title = {看護師の遷延性意識障害患者の観察と対象理解のプロセスの特徴}, volume = {1}, year = {2019}, yomi = {イナノベ, ナオコ} }